私の住んでいるモンテレイをはじめ、メキシコでは納豆を購入できる地域は多いと思います。
が、その値段は3連パックで300円以上と、やや高級食材です。
1パックあたり100円は超えるので、なかなか日本に住んでいるときほど気軽に食べることができませんし、店頭になければ購入することも叶いません。
そして人間とは不思議なもので、食べられないと思えば思うほど、食べたくなってしますのですよね…。
ということで、思い切って自宅で納豆を仕込んでみることにしました。
ご紹介する自家製納豆の作り方は、電気圧力鍋を使用したレシピです。
はじめのうちは大豆が硬かったり粘りが弱かったり…。改良を重ねて、最終的に行き着いたレシピを公開します。
他にもネット上ではヨーグルトメーカーを使用したり、発泡スチロールの保温性を利用したり、みなさん様々な方法で工夫したレシピを公開されていますので、ご自分に合った方法を見つけてみてください。
使用する電気圧力鍋は日本から持参したものです。
変圧器を使って使用していますが、海外での使用はメーカーの保証対象外となりますので、参考にされる方は自己責任となりますことをご承知おきください。
納豆を手づくりするメリット
納豆づくりは、手間以上に感じるメリットがとても大きいです。1つずつ紹介していきます。
節約効果|市販の半額以下
何といっても節約になります。
メキシコで購入する場合の市販納豆は1パック100円ほど。
モンテレイのアジア食品店で購入した乾燥大豆(500g900円)からは約22パック分(1パック50gで算出)つくれたので、1パック約40円の計算です。
アメリカの日本食スーパーではモンテレイの半額ほどで大豆を購入できたので、一般的にはさらに安くなると思います。
豆の種類でアレンジ自在
メキシコの食卓では豆もよく食べられているので、スーパーには様々な種類の豆が並んでいます。
大豆よりも手軽で安価に購入できますし、黒豆やいんげん豆など、いろいろな種類の豆で作り比べてみることもできます。
冷凍保存でいつでも・好きな量を
好きな量で冷凍保存することができるので、一度にたくさん作っておけば好きな時に好きな量を食べることができます。
我が家の場合はプラスチックの使い捨て容器に1個30~35gの量で小分けにして冷凍しています。
一般的な納豆は1パック当たり45~50gと言われているので、やや少なめの量です。
冷凍庫に納豆があるだけで安心感がありますし、少量を気軽に食べられるので、我が家の食卓のお守り代わりになっています。
つくり方
基本的なつくり方は「大豆を水で戻す→煮る→発酵させる」と、いたってシンプルです。
材料(完成時約550g前後=一般的な納豆の約11パック分)

- 乾燥大豆 250g
- 液体納豆菌(宮城野納豆菌を使用)
- 納豆 1/4パック
納豆菌と納豆はどちらかだけでも良いですが、成功率を上げるために両方使用しています。
納豆は、2回目以降は自家製のものでもOKです。
①大豆を水で戻す

乾燥大豆をザルとボウルでよく洗い、たっぷりの水に一晩漬けます。(10~12時間ほど)
②大豆を煮る


写真のように大豆がしっかりと水を吸い形が変わったら、水を切って電気圧力鍋で加熱していきます。

釜にセットし、200mlの水(焦げ付き防止のため)を投入して45分加圧。
加圧後はピンが下がるまで待ちます。
③発酵の準備
加圧している間に発酵の準備をします。
器具の消毒

ボウル×2(大豆の水切り用、納豆菌と混ぜ合わせる用)、ザル、スプーンをアルコールで消毒しておきます。
アルコールで納豆菌が死滅してしまうので、しっかりと乾かしてアルコールを気化させます。
納豆菌の準備

納豆菌0.2mlを水2mlで希釈したもの+納豆1/4パックを消毒したボウルとスプーンでかき混ぜておきます。
④発酵
大豆と納豆菌と混ぜ合わせる


大豆が指で軽く潰せる程度の柔らかさになったら、消毒しておいたザルとボウルにあけ、水を切ります。
水を切っている間に、使用していた電気圧力鍋の釜を洗って消毒しておくとよいです。


水が切れたら③で用意した納豆菌入りのボウルに移し、全体に納豆菌が行き渡るよう、熱いうちによく混ぜ合わせます。
発酵させる|40℃で24時間


混ざったら釜に移し、濡らしたキッチンペーパーをよく絞って釜の上からかぶせます。
発酵には酸素が必要なので、キッチンペーパーに竹串などで穴を複数あけ、電気圧力鍋のフタはずらしておきます。
スロー調理モードを12時間40℃でセットし、続けて2セット行い合計24時間発酵させます。
⑤熟成


発酵が終わり、写真のように表面が白っぽくなっていたら成功です。かき混ぜると粘りが出ます。

好みの量に小分けし、冷蔵庫で一晩熟成させたら完成です。
その後は冷凍庫で保管しています。

アマゾンで見つけたプラスチック容器にアイスディッシャーで取り分けています。
250gの乾燥大豆から30〜35gの納豆が17個分できあがりました。
タレは簡単に手作りすることもできますし、我が家はたまご醤油タレ(金のつぶの、あのタレです。)を日本から持ってきています。
納豆のストックが大量にあると、大好きな納豆パスタや味噌キムチ納豆鍋など、惜しみなく使うことができるので嬉しいです。
さいごに
納豆の手づくりと聞くとハードルが高いかもしれませんが、一度作ってみるとあまりにも簡単できっと驚くと思います。
何より冷凍庫に納豆のある安心感と、気兼ねなく食べられることが本当に嬉しいです。
ご紹介した電気圧力鍋での作り方は手軽でおすすめですが、他にもいろいろな方法で納豆は作れるので、ぜひ試してみてくださいね。
そしてもし、これから海外で生活する方が読んでくださっているのなら、塊肉の調理にも圧力鍋はおすすめですよ~!と、声を大にして伝えたいです。
海外生活は大変ですが、一緒に家族の食卓を守りましょう…!



