夫のメキシコ・モンテレイ駐在に帯同して、もうすぐ1年が経とうとしています。
帯同を決めたとき、周りから言われたことは
「治安は大丈夫なの?」「よく着いていこうと思ったね…。」など、メキシコの治安に対するマイナスなイメージが多かったです。
ところが実際に1年住んでみると、危険な目にあうことはなく、予想以上に充実した生活を送ることができています。
もちろん地域にはよりますが、この記事を読んで、「なんとなく治安が悪そう…。」というメキシコのイメージが変わると嬉しいです。
では、詳しくお伝えしていきます!
モンテレイの基本情報

メキシコの第二都市|山に囲まれた大都会
モンテレイは、メキシコシティに続くメキシコの第二都市で、ヌエボレオン州の州都です。
- 人口 約568万人
- 面積 約5,800㎢
- 標高 約540m
- 通貨 メキシコペソ(MXN)
- 空港 モンテレイ国際空港(MTY)
日本でいうとだいたい千葉県ほどの規模感です。
人口は千葉県と兵庫県の間くらい、面積は千葉県や福岡県より少し大きいくらい。(2024年現在)
標高はメキシコの他都市(メキシコシティは2,200m超え)と比べると低いですが、周囲を2,000m級の山に囲まれている地形から、「山々の町」として知られています。
アメリカとの国境付近に位置し、外資系企業が多数進出している経済都市です。
気候の特徴
年間を通して30℃前後の半袖で過ごせる日が多いです。夏は長く蒸し暑く、冬は短く乾燥します。
夏の日中は40℃近くなる日もありますが、屋内はとても冷えるので上着を持ち歩くことが多いです。
日差しが強いので、日陰に入るだけで比較的涼しく過ごせます。
雨季の9月前後は急な集中豪雨があります。
モンテレイの道路は排水設備が整っていないので、道路の冠水に注意が必要です。
冬は12月から2月ごろですが、半袖の日もあればコートが必要になる日もあるほど寒暖差が大きいです。
1日の中でも寒暖差があり、朝晩はダウンコート、日中は半袖という日もあります。
例えば、早朝に出勤する夫はダウンコートを着ていましたが、日中にしか出歩かない私は、この冬一度もコートの出番はありませんでした。
本格的に寒い期間には厚手の毛布や暖房器具も使いますが、実質2週間ほどなので、冬はとても短く感じます。
エリアごとの雰囲気

モンテレイ市という市もありますが、隣接する複数の市をまとめて「モンテレイ」と呼ばれています。
山に囲まれているため周囲には自然が多く、都会と自然の両方を楽しむことができます。
そびえる山脈と街の眺めはとても美しいです。
セントロ(中心地エリア)
フンディドーラ公園や展望台をはじめとする観光地や、政庁舎などがある。近代的な建物がありつつ、メキシコらしい古い町並みも楽しめる。文化と歴史のエリア。
サン・ペドロ・ガルサ・ガルシア
モンテレイで最も治安が良いとされる高級住宅エリア。大学やオフィスビル、商業施設が立ち並び、夜間も明るく安全。日本人駐在員も多く住んでいる。
グアダルーペ
州内2番目の規模の住宅エリア。CFモンテレイの本拠地であるエスタディオBBVA(2026年サッカーW杯ではモンテレイスタジアムとして使用される予定)がある。
サン・ニコラス・デ・ロス・ガルサ
地元住宅地と工業地が混在するエリア。州立大学があり、学生も多い。
イメージと違ったモンテレイ

メキシコといえば首都のメキシコシティや、
リメンバーミーの舞台として知られるグアナファトやオアハカ、リゾート地のカンクンなどが有名でしょうか?
私自身は正直なところ、渡墨が決まるまでリメンバーミーすら見たことがなく、世界地図上の位置もあやふや。
イメージといえば、とんがり帽子とサボテン、くらいしかありませんでした。
あとは、たまーに自宅でタコスパーティーをする程度。
そんな私の持つメキシコのイメージは、到着早々に大きく変わりました。
思っていたより「都会!!」




治安が悪いと思い込んでいたメキシコでの生活。
はじめこそバッグを体に手繰り寄せ、周囲に目を光らせ、眉をひそめて威嚇(しているつもり)でしたが、街は予想以上に都会的で、親切な人が多く驚きました。
もっと怪しい雰囲気があり、歩くだけで危険に遭うようなイメージがあったからです。
メキシコトップクラスの生活水準|高級住宅地のサンペドロ地区
特にサンペドロと呼ばれるエリアはメキシコ国内でも有数の生活水準の高い地域で、日本人駐在員などアジア人も多く生活しています。
高層マンションやビルが立ち並び、ショッピングモールや飲食店が充実しているので夜間も出歩くことができます。夜景もきれいです。
整備された自然公園が多く、犬の散歩をしたり休日をのんびり過ごしている人たちで賑わっています。
ドキッとしたエピソード
この1年で1度だけ、近所のショッピングモールの為替両替所を狙った銃撃事件がありました。
モンテレイでの事件は、特定の人やお店・報復など、目的を持ったものが多いそう。
無差別に狙う傷害事件は少ないけれど、流れ弾には用心してねと笑って言われましたが…、内心ひやりとしました。
普段は平和でも、ここは海外なのだと気を引き締めなおしたエピソードです。
道路状況・交通マナーは悪い
モンテレイは圧倒的に車社会なので、大きな道がとても多いです。
ですが、道路環境や交通マナーはあまり整っていないように感じています。
メキシコ生活で一番慣れない部分かもしれません。
道路環境
- 道路に穴が開いている。
- 道路に釘が落ちているのでパンクが多い。
- 道路の排水機能が弱く、雨が降るとほぼスプラッシュマウンテン。
- 車検がないため、ぼろぼろで走っている車(テープで貼り合わせている、閉まらないトランクを紐で縛っている、下半分がない等)、故障車が往生している。
- スピード出しすぎ防止の縁石があるため、急ブレーキ・急発進になる。
交通マナー
- ウィンカー・ハザードは出さない、もしくは出しっぱなし。
- 隙間があったらウィンカーなしで強引に車線変更。
- 車間距離が近い。
- 信号が変わった瞬間にクラクションで前の車を催促。
- 駐車場の空き待ちで道をふさぐ。後ろが詰まっていても気にしない。
日本では考えられないことばかりですよね。
夫は車で通勤していますが、私は恐いので今後も運転する予定はありません。
衝突事故も相当見かけているので、これからメキシコで運転する機会のある方は十分に注意してください。
公共交通機関
公共バス・地下鉄もありますが、治安面に不安があり、まだ挑戦できていません。
2026年のサッカーW杯に向けてモノレールも建設中です。
思っていたより「物価が高い!!」

生活用品
家具家電、衣類、調理器具などほとんどのものが日本よりもお高いです。
日本だと100円ショップで買えるような収納ボックスが数千円で売られているときには、衝撃を受けました。
質も価格も、日本製に勝るものはありませんね。
100円ショップの偉大さを痛感する日々です。
食品
加工食品は、量が多い分高いというイメージです。
野菜などの生鮮食品は量り売りなこともあり、必要なものを必要なだけ購入できるところが気に入っています。
様々な南国フルーツやハム・チーズ類も量り売りされており、少量から試すことができるので日々の楽しみになっています。
物価が軒並み高い中、牛肉、ビール、オイコスヨーグルトなど、意外と日本よりお手頃なものも存在します。
詳しくは別途まとめたいと思います。
外食・チップ文化
メキシコにはチップ文化があります。メキシコペソで支払います。
レストランのチップ相場は15~20%です。
地域によって支払うタイミングはまちまちのようですが、モンテレイは会計のタイミングで聞かれるので、割合を選択し食事代と一緒に支払います。
ただでさえ物価が高いので、お会計の金額に驚くことも多いです…。
思っていたより「英語が通じない!!」
こんなにもアメリカに近いのに、英語を話せる人は少数派です。
普段の生活は基本スペイン語、空港の窓口ですら英語が通じないことが多いので、翻訳アプリは必需品です。
困っていると英語が話せる人が助けてくれることも多いですが、少しでもスペイン語が話せるととても喜んでもらえます。
私はなんだかんだ英語で何とかなると思っていたので、渡墨してからとても苦労することになりました。
もっと早く勉強を始めていれば…と後悔です。
1年住んでみた感想

個人的には、モンテレイの治安は良いと感じています。
サンペドロ内では日中に女性一人で買い物に出歩いたり、犬の散歩やランニングをしている人たちも多くいらっしゃいます。
ただし、緊張感を持って行動するエリアがあることも事実です。
安全な地域を把握し、基本的な海外旅行の注意意識(夜間にローカルな地域や裏道を歩かない、複数人で行動する、荷物から目を離さないなど)は持って過ごしていただきたいです。
もちろん、情勢によって治安は大きく変わります。州堺の移動など、メキシコ全体で見ても気を付けなければならないシーンは多いです。
訪れる予定の地域は、ぜひしっかりと下調べをしてから訪ねてみてください。
日本でもタコスが流行っていたり、今年はサッカーW杯もありますよね。
居住歴1年ほどの新参者ではありますが、
ますますメキシコに興味を持ってくれる人が増えるのではないかとわくわくしています。
これからモンテレイやメキシコの魅力を少しでもお伝えできれば嬉しいです。


